ぺんほる道

ペンホルダーについて語ります

コルクは大切に。

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意外と知らないコルクのこと

いきなりですがコルクが使われている商品を思い浮かべてください。

はい。日本式ペンホルダーラケットを思い浮かべた人。素晴らしい!

ワインとか釣竿とかバドミントンのシャトルとか思い浮かべた人はわかってないです。
コルクグリップのシェークを思い浮かべた人はわかりすぎです。

ということで、日ペンにとって重要な素材コルクについて日ペンユーザーには知っておいていただきたいと思います。

そもそもコルクって何?

私たちにとってはコルクは普段、素材としてしか認識されていないのでコルクが何から出来ているのか知らない人もいるはずです。コルクはコルクガシの樹皮を加工したものです。私も最初は木っぽいけど不思議な触感で何から出来ているのかわかりませんでした。やはり木だったんですね。

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きれいに剥がれます。

コルク生産国はどこ?

私はなんとなくオーストラリアかと思っていたのですが、調べたらポルトガルが全世界の生産量の半数を占め、イタリア、フランス、スペイン、アルジェリア、モロッコ、チュニジアで生産されていました。

圧倒的ポルトガルブランド。全くイメージなかったです。南ヨーロッパ・北アフリカの温暖な地域で生産されているんですね。

国産コルクはあるのか?

温暖な地域は日本にもありますよね。それなら国産コルクもあるんじゃないか?と思ったらありました。微妙ですが。

国産コルク「アベマキ」

コルクガシは国内では育たないようで、代わりに同じようにコルク組織が採れるアベマキというブナ科の木を利用していたそうです。流石にコルクガシのような綺麗なコルクは採れないので粉砕コルク専用材だったようです。

アベマキは中国や朝鮮半島、台湾、日本など東アジアで多く自生していて、日本では関東より西の山地に自生しています。主に薪炭材や椎茸の原木に利用されているそうです。

コルクの高騰

近年、ワインの消費量増加のためコルクの価格が上がってきているそうです。コルクも植物なので生産に限度がありますからね。ワイン業界にはコルクに代わる栓を使ってもらうと共に、ペンホルダーユーザーもコルクを大切に扱いましょうね。それに長年使い込むと味のある色を出してくれます。とはいえ、やっぱりグリップ改造は楽しいのでついついコルクを削り過ぎてしまいますよねー。