バーミンガム77の旧版と現行版を比べてみた。
みなさんご存知、河野満選手が1977年世界卓球バーミンガム大会で優勝した際に使用していたラケットをモデルにしたロングセラーラケット「TSP バーミンガム77」。独特のブレード形状で両ハンドプレーがやり易くて気に入っています。
このラケット、微妙に仕様変更されているので旧版と現行版を比較してみました。ただし旧版といっても既に何回かマイナーチェンジされてるので一世代前での比較です。
左が旧版で右が現行版です。
生産国が違う
まず、打球面のプリントをよーくご覧ください。
お判りいただけましたでしょうか。旧版のTSPロゴの下に小さく"Made in Japan"と書かれています。現行版にはありません。そう、旧版は日本製で現行版は中国製なのです。決して中国製がダメというわけではありませんが、日本人世界チャンピオンモデルなので日本製を貫いて欲しかったです。
グリップの長さが違う
現行版でグリップが長くなりました。速攻用ペンは切り替えしやすいように比較的グリップが短いものが多いのですが、なんで長くしたのでしょうかね。しかし重心が変わったのか持った時のバランスはなかなか良い感じです。
刻印が違う
グリップ側面の刻印が変わりました。旧版には左面に"TSP"、右面に"J.T.T.A.A"の刻印がありましたが、現行版では左面に"J.T.T.A.A"の刻印だけです。また、ネームシールが旧版では左面に現行版では右面に貼ってあります(写真のは剥がしてしまいました。)。たしか"TSP"の刻印はバーミンガム77に限らず古いラケットにしか刻まれていなかったように思います。
打球音が違う
ラバーを貼っていない状態で玉突きをしてみたところ、打球音が明らかに違いました。これは仕様変更なのか個体差なのか正直わかりません。旧版は「コンコン」というやや低めの音。現行版は「カンカン」という高めの音がしました。弾みはどちらも同程度、気持ち現行版のほうが弾むといった具合です。
以上、四つの変更点をご紹介しました。同じ名前のラケットでもマイナーチェンジすることがあるので、スペアラケットの購入はお早めに。